DeNAが3日の広島戦(横浜スタジアム)で延長11回の末、7—6でサヨナラ勝ちし、連敗を3で止めた。

 ヒーローは延長11回に二死満塁で右前適時打した倉本寿彦内野手(27)だ。だが、陰のヒーローは前日2日に先発し、倉本の前に嶺井博希捕手(27)の代打で登場したジョー・ウィーランド投手(28)だ。

 昨年は投手ながら打率2割2分9厘、3本塁打、12打点を上げた助っ人右腕は延長11回二死一、二塁で四球を選んだ。延長10回からベンチ裏でストレッチなどの準備をしていたウィーランドは代打を告げられると「ワクワクしました」と話す。

 相手は広島の一岡竜司投手(27)。フルカウントまで持ち込むと、6球目のフォークを自信をもって見送った。助っ人右腕は「(打席で)打つ気はありましたが、自分の仕事は次につなぐことでもあるので倉本につなげてよかったです」とし、結果的にチームの勝利に貢献したことに興奮した様子だった。