阪神 借金今季ワースト…謎のコーチ陣配置転換が波紋

2018年08月01日 16時30分

中日に敗れ険しい表情の金本監督

 虎首脳陣のナゾの配置転換がチーム内の波紋を呼んでいる。5位の阪神は31日の中日戦(ナゴヤドーム)に2―7と完敗し、借金は今季ワーストタイの7。この日は主将の福留が休養、糸井が右腓骨骨折の影響で欠場。再び5年目・陽川を4番に起用する苦肉のオーダーとなったが、守備では相手の犠飛で一気に2点を奪われる失態も飛び出すなど、最下位球団に苦杯を喫した。

 金本知憲監督(50)は「先発が踏ん張れない? ちょっとアレやけど…。来週は6連戦あるし、先発の役割が大きくなってくるんだけど…」と言葉少なだったが、チームは開幕から5か月連続で勝ち越しなし。これで1日の中日戦に敗れると勝率で最下位に転落、最短なら自力Vが消滅するダブル危機に陥ってしまった。

 一向にチーム状態が上がらない中、波紋となっているのが29日のヤクルト戦(神宮)から突然断行されたコーチ陣の配置転換だ。開幕から一塁コーチだった中村豊外野守備走塁コーチ(45)がベンチに退き、代わりに久慈照嘉内野守備走塁コーチ(49)を配置。指揮官は「別に何にも意図はない。ちょっと感じを変えようかというだけの話」としたが、ナインや球団関係者からは「何の理由もないのにそんなことはしない。何かあったんですかね」「突然決まったみたいですけど摩訶不思議」「走塁どうこうじゃないチームなのに一塁コーチをわざわざ交代させる意図が分からない。一、二軍で打撃コーチを交代させるとかなら分かるけど…いまだに説明もない」などいぶかしがる声が続出しているのだ。

 あるフロント幹部は「中村コーチは明るくて金本監督にも積極的に意見が言える人物。よく声も出すし、その辺もあると聞いている」と暗いベンチを打破する役割を理由の一つにしていたが…。

 いずれにせよ、大事なのは目の前の勝利。“ベンチ内人事”でバタついている時間はない。