鯉党が待ちわびた安部が完全復活の同点三塁打&ダメ押し2ラン

2018年08月01日 16時30分

8回に3号2ランを放った安部(右)

 待ちわびた男の活躍で球団史上初のリーグ3連覇へ、また一歩近づいた。広島は31日のヤクルト戦(神宮)に6―3で逆転勝ち。2位・ヤクルトとのゲーム差を今季最大の9・5に広げた。

 この日のヒーローは安部友裕内野手(29)だ。1―2とビハインドの4回二死一塁でフェンス直撃の中越え適時三塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。3―2の8回無死二塁ではバックスクリーン右への3号2ラン。チームに勝利を引き寄せた。

 安部は「(4回の三塁打は)1点が欲しいところで取れたのが大きかった。打てて良かった。前半戦は何もしていないので…。チームに迷惑しかかけていないので(後半は)チームに貢献したいという気持ちしかない」と話した。

 昨年は自身初の規定打席に到達。リーグ4位の打率3割1分と“ブレーク”の年となった。オフには背番号が60から6へと変わり、今季は大きな期待を受けて臨んだ。だが、5月下旬には打率が1割台に落ち込み、そして6月には二軍落ち。7月16日に一軍に昇格し、同26日には再びスタメンの座をつかんだ。27日のDeNA戦ではプロ11年目で初の4安打をマーク。本来の姿を取り戻しつつある。

 緒方監督は「安部がまさかの本塁打。走者をかえしてほしいところで最高の結果になった。全部ではないが、内容のある打席が増えている」と評価。それでも、どん底を味わっている安部は「打っても次の打席、守備があるので、試合中は喜べないですね」と表情を変えない。最短で2日にマジックが点灯する赤ヘルに強力なピースが加わった。