広島困惑“勝ってすいません”

2013年02月18日 16時00分

 広島がまさかの大勝に大困惑だ。17日の侍ジャパンとの強化試合(サンマリン宮崎)で7―0の圧勝劇。完封リレーと9安打7得点の完璧な試合運びに、野村監督は「あちらは合宿が始まって間もないということもあるが、今日はうちの選手を褒めてあげたい」とご満悦だった。

 

 9回には鈴木将が内海からダメ押しの3ラン。ナインも自信をつけた様子で、先発の田中に対する印象も「ボールがあまり来ていなかった。まだまだという感じ」(ある選手)とバッサリ。投手陣も「緊張したけど何てことはなかった」と侍打線に拍子抜けだったという。

 

 しかし、球団は大物OBである山本監督の初陣に土をつけてしまったことに複雑な思いだ。「客観的に見て戦力差は明らか。うちも本気だが、それでも代表が勝って勢い付くものだと思っていた。それがこんなに大差がついてしまって…。何か申し訳ない」(球団幹部)と恐縮しきり。また「3万人近くもお客さんが来ていたのにあんな負け方をさせて恥をかかせてしまった」と“陳謝”する声も上がった。

 

 侍ジャパンがWBCで3連覇することを願ってやまない広島だが、今回ばかりは「勝ってすみません」との思いのようだ。