中田落選なら“ワル”に逆戻り?

2013年02月17日 16時00分

梨田コーチにいじられる中田翔

 日本ハムがWBC日本代表候補・中田翔外野手(23)の「単独落選」を心配している。

 

 チームからは稲葉篤紀内野手(40)と2人の候補を出しているが、前回大会経験者で山本監督から主将・阿部のサポート役を期待されている最年長・稲葉の選出はほぼ決定的。問題は野手候補最年少で内外野の控え、右の代打として参加している中田だけの代表落選、単独帰還だ。

 

 日本ハムのチーム内では「お目付け役のコーチ2人がいなくなって中田がまたユルみ始めている」と心配されるように、福良前ヘッドコーチ(現オリックス)、清水前外野守備走塁コーチ(現ロッテ)の抜けた影響が中田に出始めている。というのも、自分で自分を追い込めず、隙あらば楽をしたがる中田の甘ちゃん体質を昨年までいた両コーチは厳しく、時になだめすかしながら抑え込んできた。

 

 しかし、まだ一人前とは言えない中田の育成監視役がダブル転出したおかげでその役割を現在兼任コーチの稲葉一人が請け負っている状態。稲葉は名護キャンプの2週間、中田をユルませないよう厳しく指導。「練習量という意味でもこっちからいじめないとダメなタイプ」「あいつの体は締めないとどんどん大きくなってくる」「目を離すとすぐに手を抜きたがる」と自分の練習以上に常にその動向に気を配ってきた。つまり、中田が最終メンバー漏れし、稲葉の元を離れるということは、ストッパーが外れ抑え込んできた本来の性質が出てきてしまうということ。チーム戦略上、4番打者の迷走は大きなダメージにも直結する。

 

 中田は「すごく気合が入った。プレッシャーを感じることなく、楽しみながらできた」と代表の雰囲気を満喫したようで「長打にこだわっていきたい。いろいろ考えるより、一生懸命アピールするしかない」と明るく話したが、日本ハムはWBCでもうひと回り精神面での成長を期待している。