巨人キャンプに閑古鳥 侍人気に食われ観客1000人 

2013年02月16日 11時00分

雑誌の取材を受ける原監督

 巨人が二次キャンプを行っている沖縄で、ヤングGの“人気薄”が浮き彫りになっている。15日はあいにくの雨模様だったとはいえ、訪れたファンの数は約1000人と寂しい状況だった。原監督には取材依頼などが殺到しているが、若手選手のほうはさっぱりで、球団では頭を抱えている。

 

 原監督はこの日、雑誌「GQ JAPAN」日本版の取材を受けた。同誌は世界19ヶ国で発行されている男性総合誌。4月発売の6月号に監督インタビューが載る予定で、テーマはWBC第2回監督としても指揮を執り、世界一に輝いた同監督の常勝軍団の作り方だった。

 

 世界で活躍するビジネスマンをターゲットとする「GQ JAPAN」で日本の球団の監督が大々的に取り上げられるのは初めてだ。インタビューを行ったフリーライターの増田昌文氏は「原監督の話では、パフォーマンスを高めるために『ENJOY』ではなく、『ENRICH』(質を高める、豊かにする)という話が印象的でした」と取材した感想を口にした。

 

 今キャンプ、Gの指揮官にはほかにも取材依頼が殺到しているという。「宮崎キャンプからですが、ほぼ毎日、インタビューが入っている」(球団関係者)。その一方で、ヤングGの知名度は一向に上がらない。この日は、雨ということもあり、観客1000人の寂しさ。宮崎キャンプでは最多タイの3万8000人を記録したが、阿部、坂本、長野らWBC組が抜けたとたん、このありさまだ。キャンプに残っている若い選手の人気の低さを物語っている。

 

 球団では若手選手の人気向上をテーマにさまざまな手を打っている。たとえばこの日行われた、電子確定申告「e―Tax」のPRイベントには、売り出し中のプロ3年目の宮国とルーキーの菅野を“共演”させた。しかし話題作りの努力はなかなか実を結ばない。取材依頼数は、原監督の2、3割程度と苦戦している。

 

 今日16日の紅白戦では宮国、菅野が先発で激突する。若武者の“真剣勝負”でファンの興味を引き寄せたいところだが…。ヤングGの人気拡大は前途多難だ。