阪神は30日のヤクルト戦(神宮)に15―7と大勝した。先発野手全員15安打の猛攻で“誤審”に泣いた前夜(29日)のうっぷんを晴らした。
打線は初回から福留、糸井の連続適時打で先制。前日の「誤審騒動」の当事者である北條も「慎重になり過ぎず、初球から積極的に振っていこうと心がけて打席に入ったのが、いい結果につながった」と満塁の走者を一掃する左越え三塁打を放った。
主将の福留は3安打の猛打賞で4打点、今季2度目の先発出場となったドラフト3位・熊谷がプロ初打点を稼ぐなど、見事にヤクルトにやり返した。
先発の岩貞が初回に危険球で退場するハプニングに見舞われたものの、2番手・才木が6回無失点の力投で今季2勝目をマーク。金本監督は「皆、(昨日の試合から)切り替えができていたと思う」とナインをたたえた。