阪神は30日、前日(29日)のヤクルト戦(神宮)での判定について、日本プロ野球機構(NPB)に意見書を提出した。

 8―8の7回一死二塁で、ヤクルト・荒木の打球を処理した三塁手・北條が二走・藤井にタッチしようとした際、藤井は走路から大きく外れて「ラインアウト」に見えたが、そのまま三塁に進んでセーフとなった。金本監督はすぐに抗議したが「北條がタッチにいっていない」(飯塚責任審判)という理由で、受け入れられなかった。

 谷本球団副社長兼球団本部長は、意見書について「ルールに照らし合わせたらどうなのかということと、協議してほしかったということ。ほかにもいろいろ(意見を)書きましたが、主に2点です」と説明した。

 意見書を受けて審判団からの回答はまだないというが、チーム内は一夜明けても怒りの声が充満。今後の成り行きが注目される。