今季初欠場 坂本勇に何があった?

2018年06月25日 16時30分

テーピングが巻かれていた坂本の右手首

 巨人が“坂本ショック”で3連勝での5割復帰を逃した。24日のヤクルト戦(東京ドーム)の試合前練習にキャプテン・坂本勇人内野手(29)の姿はなし。そのまま今季初めてスタメンを外れると、試合も2―3で敗れた。コンディション不良による欠場とされた坂本勇は大丈夫なのか。巨人にとっては一大事だ。

 試合前のスタメン発表で「7番・ショート・吉川尚輝」とアナウンスされると、東京ドームがざわついた。リーグトップの打率3割4分を誇り、チームの精神的支柱でもある坂本勇の今季初の欠場は、G党に大きな衝撃を与えた。

 この日、坂本勇は球場には来たものの、試合前練習に姿を見せず。ベンチ入りメンバーに名を連ねたが出場はなく、報道陣の前で取材対応することもなかった。

 試合は先発の今村が6回まで無失点と好投するも、0―0の7回に坂本勇不在の影響が出た。一死一塁で普段は二塁を守る吉川尚が遊ゴロを首に当て内野安打としてしまい、さらに一死満塁とされて今村は2番手・澤村と交代。その澤村が二死から西浦に走者一掃の適時二塁打を浴び、大勢が決まった。5月26日以来の5割復帰を逃した由伸監督は、坂本勇の広島戦(26日、マツダ)からの復帰について「それは分からないですね」と言葉を濁し、村田ヘッド兼バッテリーコーチは「コンディション不良。広島戦は出てほしい」とした。

 一体、何が起こったのか。前日までは試合に出場していたが、21日の全体練習では打撃練習を行わず、左手首を気にする姿が目撃されていた。その左手首のテーピングも気になるところで、一方では腰にも不安を抱えており、過去にも夏場を前にしたこの時期に試合を欠場した前例がある。また、今春のオープン戦でもコンディション不良を理由に一部の遠征には同行しなかった。

 ただでさえ遊撃は肉体的にも負担の大きいポジションで、今季は1番打者としての起用も多く、下半身へのダメージは例年以上に蓄積されているはず。今後は少しでも負担の少なくなる二塁や三塁での起用も含め、大事に至る前に休ませながらの起用も考慮しなければいけなくなるだろう。

 だが、そんな坂本勇に「まだまだ老け込む年ではない!」とハッパをかけたのが本紙専属評論家の伊原春樹氏だ。巨人ヘッドコーチ時代の教え子の体調を心配しながらも「勇人は今年で30歳。鳥谷(阪神)だって35歳まで遊撃をやっている。いずれコンバートするにしてもあと5~6年は遊撃をやれる。遊撃手として数多くの打撃記録を打ち立ててほしい」とあくまで遊撃にこだわり、チームを引っ張れと激励した。

 坂本勇の存在はチーム全体の勢いに影響する。キャプテンの一日も早い復活が望まれる。