マエケン 宮本スカウトに世界一で恩返し

2013年02月13日 11時00分

宮本スカウトとマエケン

 広島・前田健がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での“恩返し”を誓った。

 24年間、関西地区担当として活動してきた宮本スカウトが2月いっぱいで退職することが12日、分かった。自分をプロの世界に導いてくれた大恩人の卒業に、マエケンは「宮本さんがいなかったらカープに入団しなかったかもしれない」としんみり。

 楽天入りした田中や中日にドラフト1位で指名された堂上直など、同世代には将来有望な人材が豊富に揃っていた。宮本スカウトは早い時期からマエケンに狙いを絞り、PL学園などに足しげく通い、2007年のドラフト会議で見事“一本釣り”に成功した。

「(宮本さんは)ずっとグランドに来てくれて真夏でも上下スーツ姿で外で見てくれていた。球団が早くから1位指名するといってくれたのも。宮本さんのおかげだったと思う」(前田健)

 その恩に報いるためにも、3月のWBCでは絶対に世界一になるしかない。「宮本さんからは『頑張れよ』と言われた。(WBCで)何とか活躍して結果を残していい恩返しができればなと思う。宮本さんが胸を張れるような選手になっていきたい」。前田健は15日から宮崎で行われる代表合宿では必ず侍メンバー入りを果たし、本番では日本の3連覇をけん引する活躍を見せるつもりだ。

 今年の日南キャンプではWBCに向けて例年以上のハイペースで調整を進めており、14日の紅白戦に登板して代表合宿前の調整の総仕上げをする予定だ。

 新たな決意を胸に世界の戦いに挑む。