早くも米球界に注目!? 広島のサビエル・バティスタ内野手(26)が17日のソフトバンク戦(ヤフオク)で5打数3安打3打点の大暴れ。初回、1点を先制した直後の二死一、三塁から9号3ランを放つなど首脳陣の期待に応えた。5月26日以来となるスタメン起用に「すごいよかった。(本塁打が出て)勢いになったと思う。5連敗で止められてよかった」とチームにたまったうっぷんを晴らした。

 バットが湿り切っていたバティスタは一時ファーム行きを宣告されるほど不振にあえいでいた。しかし、好不調に関係なく家ではリラックスタイムを設けていたという。それがプレイステーション4専用ソフトの「MLB THE SHOW 18(英語版)」で遊ぶこと。メジャーリーグの野球ゲームでシーズン開幕直前にもかかわらず発売日の3月28日に即購入。今でも帰宅後はテレビにかじりつき最低1日1試合、チームの休日には1日10試合やることもあるという。

 そんななか、バティスタはゲーム内で自身の選手を作成。「ドラフトで選ばれたからシンシナティのチーム(レッズ)でプレーしているんだ」。くしくも広島と同じ赤がチームカラーで帽子には「C」マークが入った球団を使用してシーズンを戦っている。あまりにも夢中になりすぎて「もう1シーズン終わったよ。打率3割で30本塁打くらいの成績を残した。もう新しいシーズンに入っている」と驚くべきスピードで進めている。

 日本のプロ野球をゲーム化したものもあるが、ここまでメジャーのゲームに熱中するということは、将来的なメジャーでのプレーを考えているのだろうか。念のためバティスタに確認してみると「今はカープで一生懸命やることしか考えていないよ」。果たして…。