中日・松坂大輔投手(37)が背中のけいれんを訴えて、17日に先発予定だった西武戦(メットライフ)の登板を緊急回避した。

 トレーナールームでマッサージなどの治療を施された後、5回途中にタクシーに乗り込み、球場から引き揚げた。

 患部がかなり痛む様子で、自力ながらもつらそうな表情を浮かべてゆっくりと歩き、球場名物となっている長い階段は手すりを使わないと上がれない状態。球場を去る際は取材に応じなかったが、その後、球団を通じて「ブルペンに入って投げ始めたところで背中がつってしまい、何とか投げようと思ったのですが、けいれんが治まらなかったので登板を回避させていただきました。たくさんの方が投げるのを楽しみに来てくれた中で、このような形で申し訳ありませんでした」とコメントを発表した。

 タクシーまで付き添った西山球団代表は「今日は病院には行きません。明日以降(の状況を見て)。とても長い時間(新幹線に)乗れる状態じゃない。つらそうだった? そりゃあ、つらいよ」と説明した。