阪神の新外国人エフレン・ナバーロ内野手(32=カブス3A)が17日、西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。1年契約で年俸は3300万円(推定)。背番号は99に決まった。

 ウィリン・ロサリオ内野手(29)が不振で二軍落ちしたこともあって緊急入団。メジャーでは通算157試合に出場し、2度のWBCメキシコ代表にも名を連ねたナバーロは「阪神は伝統のあるチーム。ボストンとかカブスの印象がある。自分のスタイルは打席でしっかり我慢して右中間、左中間にライナーを打つこと。チームの勝利に貢献できるよう頑張っていきたい」などと抱負を語った。

 心強い味方もいる。阪神で首位打者を獲得するなど長年にわたって活躍したマット・マートン外野手とは昨年、タイガース傘下のトレドで共にプレーし、今も親交がある。入団が決まった際には「日本を楽しんでアジャストしていけば、しっかりとやっていける」と助言され、すでに日本野球への情報だけでなく、おいしいレストランの名前まで教わったという。ドラフト50巡目からメジャーまで上り詰めた男だけに、その“雑草魂”にも期待は集まる。

 愛称はナビー。貧打解消の救世主となるか、注目だ。