巨人ゲレーロ抹消でヤングマン出番か

2018年06月16日 13時00分

立ち上がる機会が巡ってきそうなヤングマン

 ピンチを好機に変えられるか――。巨人は15日のロッテ戦(ZOZOマリン)に5―0で快勝。借金1ながらリーグ2位に浮上した。セのライバル球団が軒並み苦戦するなか、交流戦は8勝8敗で勝率5割をキープ。4連敗と失速中の首位広島に4ゲーム差まで接近した。一方で、ベンチはコンディション不良を抱えていたアレックス・ゲレーロ内野手(31)の登録抹消を決断。リーグ戦再開をにらみ、大掛かりなメンバー再編に発展する可能性も出てきた。

 異変が起きたのは試合前だった。ゲレーロがZOZOマリンスタジアムの室内で行われた練習に参加することなく帰宅。程なく出場登録抹消が公示された。球団の発表によれば、理由は「コンディション不良」。高橋由伸監督(43)は「ちょっと不安があったので、下に行ってしっかり治して万全で戻ってほしい」と話した。

 ゲレーロは13日のソフトバンク戦で「3番・左翼」で先発メンバーに名を連ねながら打席に立つことなく長野と交代。翌14日はベンチ入りしたものの、出番なしだった。この日も球場入りしていたことから、ギリギリまで登録抹消の予定はなかったとみられる。

 ここまでのゲレーロは打率2割5分3厘、10本塁打、29打点と期待通りの数字ではなかった。今回のロッテ3連戦が順調に消化されれば、リーグ戦再開まで4日間の空きができる。リフレッシュの意味合いも兼ねての措置なら好タイミングとも言える。

 最短復帰は26日の広島戦(マツダ)。となるとゲレーロ不在のヤクルト戦(22~24日、東京ドーム)で注目されるのが、二軍で10試合6勝2敗、防御率1・42と圧倒的な活躍を続けるテイラー・ヤングマン投手(28)の投入があるのかどうか。巨人に張り付くライバル球団のスコアラーはこう見る。

「ヤングマンを使うなら絶好の機会。ヤクルト3戦目(24日)あたりに突っ込んでくることは十分考えられます。または次カードの広島戦に組み込んで、ゲレーロは状態次第でマギーと入れ替えるかもしれない。先発ローテを安定させられれば、一気に広島を捉えられそうな状況。登板順の見直しも含めて大きく動いてくるのではないでしょうか」

 交流戦序盤は出遅れたが、西武とソフトバンクに勝ち越して勢いもついてきた。最終カードのロッテ戦も先勝し、残り2試合に1勝1分け以上なら4年ぶりの交流戦勝ち越しとなる。ゲレーロ離脱は心配要素だが、助っ人の力を借りずとも打線は交流戦で12球団中2位タイの20本塁打と好調を維持している。ライバルがもたつくなか、態勢を整えた巨人の反攻が始まりそうな気配だ。