ソフトバンクの内川聖一内野手(35)が14日、ウエスタン・オリックス戦(筑後)に4番・DHで実戦復帰。いきなり本塁打を放ち復活を猛アピールした。
今季、通算2000安打を達成した内川だが、4月中旬に死球を受けた右ヒザの痛みが長引き、左足も打撲するなど満身創痍の状態となっていた。5月17日に登録を抹消されていた。
この日は、オリックス・松葉から第1打席こそ右飛に倒れたが、第2打席では左中間席へ運ぶ一発。続く第3打席では、内川らしく右前へ運ぶ安打を放った。
試合後は近日中の一軍復帰に向けての手応えを口にした。苦しんでいた右ヒザの痛みが緩和したことで「2打席目のときに、久しぶりに軸足に体重が乗っている感じがあった」という。「一軍で満足に成績が残っていなかった。戻って取り返せるようにしたい」と話した。
工藤監督も「ホームラン見てましたよ。明るいニュースで良かった。2本目の逆方向へのヒットも良かった。ヒザの感じもだいぶいいのかなと思う。まだ、守りについてないので、フルで一塁というのが判断基準になる。守って問題ないというところで来てくれれば」。
15日からはウエスタン・広島戦(マツダスタジアム)に出場して一塁の守備に就く予定。交流戦明けとなる22日のオリックス戦(ほっともっと)を目途として、早ければ交流戦中の復帰の可能性も出てきた。