松坂復活は古巣ソフトバンクにも好影響

2018年06月13日 11時00分

古巣相手の登板翌日、松坂(右)は武田とがっちり握手。左は倉野投手統括コーチ

 8日の中日戦(ナゴヤドーム)で松坂大輔投手(37)に抑え込まれた古巣ソフトバンクは強烈な“恩返し”を食らった。しかしチームの面々はその圧倒的な存在感から、あらためて得たプラス要素も大きかったという。チームスタッフは「チームとしては負けたわけだけど、個人的にはすごくうれしかった。やっぱりすごい。うちの若い投手にも見習うところはたくさんあったはず」と本音を口にした。

 実際、背番号18を引き継いだ武田は「松坂さんも言ってましたけど、ヒット3本を打たれてもホームにかえさなければいいくらいの気持ちで投げられるのは、さすがだと思いましたね」。一方で憧れの存在との投げ合いが決まり大喜びしていた千賀は、足をつって4回で途中降板となったこともあり「もっと有意義な時間になるかと思ったのに僕が…」と肩を落としながら大きなショックを受けていたほどだった。

 在籍期間中、松坂をサポートした倉野投手統括コーチも「要所での集中力。ここぞというところで精度が上がるのは一流の証し。逆に成績を残せない投手は要所で甘く入る。どうやってという難しさもあるが、若い投手にも感じてほしいところ」と言い切る。

 同コーチは登板翌日の9日には松坂とグラウンドで話し込み、復活を祝福するとともに今後の参考になることも含めて、さまざまなことを聞いたという。「うちにいたときも同じだったが、150キロを超える球を投げていた投手がああいったスタイルを受け入れて、投げて勝っているのはすごいこと」

 3年間のソフトバンク在籍時には、グラウンドで結果を出すことはできなかったが“松坂効果”は古巣にも、しっかり好影響をもたらしている。