阪神 ナバーロ緊急補強は吉か凶か

2018年06月11日 16時30分

エフレン・ナバーロ

 阪神が10日のロッテ戦(甲子園)に2―3の逆転負けで3位に後退。借金は再び2となった。

 金本監督は「投手が1点以下に抑えないと勝てない状況がずっと続いている。(各打者が)それぞれ工夫しないと…。投手は踏ん張ってるんだから。コーチが何か指示を出すとか、本当にどうにかしないといけない。指示が徹底してない? 知らん、打撃コーチに聞いてくれ!」と不満の矛先は選手だけでなく、ついに首脳陣にも向けられてしまった。

 そんななか、球団は不振で二軍落ちしているロサリオに代わる新外国人選手候補としてWBCメキシコ代表のエフレン・ナバーロ内野手(32=カブス3A)の獲得を内定。メジャー通算3本塁打ながら今季3Aで48試合に出場し、打率3割1分、4本塁打。シュアな打撃が持ち味の左打者で、外野も守れることからロサリオとの併用起用も可能となるという。

 すでに母国メキシコ代表の公式ツイッターでは勇み足で入団が報じられるなどドタバタしているが、昨年に続く今回の緊急補強、実はフロント陣の“猛プッシュ”によるものだった。

「今回の(補強)は金本監督の希望ではない部分が強い。監督は(フロントの)一部から『枠が空いてるんだから外国人を補強すべき。監督就任3年目でもう育成だとか言ってられない。勝たないと意味がないし、勝てば丸く収まる』との意見を直接聞いて補強にゴーサインとなった」(ある球団関係者)と経緯を明かした。

 すでにチーム内では今回の緊急補強を巡って「昨年のオフから獲っておけば良かったんだ」「我慢して若手を使えばいいのに。ブレてはいないか」などの声が噴出しているが、この場当たりともいえる緊急補強が吉と出るか凶と出るか、目が離せない。