中日・大野雄は超ポジティブ

2018年06月11日 16時30分

柳田に2本目の本塁打を浴びた大野雄

 中日が10日のソフトバンク戦(ナゴヤドーム)に2―5で敗れて連勝が3でストップし、3日ぶりに単独最下位に転落した。痛かったのは先発の大野雄大(29)が柳田一人に2本塁打5打点と打ち込まれ、5回6安打5失点と試合をつくれなかったこと。森監督は「(甘い球を)一番飛ばす、長打力のある人に、命取りになると分かっていて投げている。痛いは痛いわな」とぼやいた。

 これで今季の大野雄は先発した全3試合ともKOされて2敗目、11日に今季3度目の登録抹消が決定した。しかし、傷心かと思いきや、超ポジティブ思考で復活を誓っている。

 柳田に、1点ビハインドの3回一死一、三塁から左中間中段へ3ラン、5回二死にも2打席連続となる左越えソロを被弾したが「ぶっちゃけ、脱帽ですよ。あんな本塁打を打たれたのは人生で初めて。プロの投手がこんなこと言ったら終わりかもしれないけど、2本ともすごい本塁打やった」と吐露する。

 その上で「あの2本の本塁打を打たれてさらにやってやろうという気持ちになった。無駄な本塁打じゃなかったと思う。この負けはこれからの自分の野球人生に生きるなと思う。同級生でもあるので」と闘志を燃やしている。

 屈辱を味わえば味わうほど成長するのが大野雄の真骨頂だ。ドラフト1位入団の大野雄はマジック2と優勝のかかる大一番の2011年10月14日の巨人戦(東京ドーム)でプロ初登板。その際、4回9安打7失点とメッタ打ちに遭う散々なデビューとなったが、このときは1年目から一軍で大活躍していた同期の巨人・澤村を見返そうとバネにし、13年から3年連続2桁勝利をマークする左腕となった。

 それだけに今回も同期の柳田にやられたことを発奮材料にして、さらにひと皮むけるつもり。今後、竜の左腕の逆襲はあるか。

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