初回先頭打者坂本 いきなりの「巨人チャンステーマ」で発奮

2018年06月07日 16時30分

ファンの声援に応える由伸監督(中)

 少しはG党の留飲を下げられたか。巨人は6日の楽天戦(東京ドーム)に3―1で勝利し、連敗を3で止めた。

 初回にゲレーロの10号2ランで先制すると、今季初先発の今村は6回無失点で2年ぶりの白星をゲット。久しぶりに投打がかみ合い、チームも3位に浮上し、試合後の由伸監督は「(今村に)『今日はチャンスだから頑張れ』と試合前に言いましたし、そのチャンスでいいピッチング。本当に素晴らしかった」。打線については「もう1点、2点取れるところがあったので、そこはチームとして何とかしないといけない」と改善点も挙げた。

 確かに、指揮官が指摘したように課題は残されている。攻撃陣はこの日も11残塁を喫し、これで5試合連続の2桁残塁。首脳陣も打順の組み替えなど打開策を練ってはいるが、そんなチーム状況に誰よりももどかしさを募らせていたのは、他でもない熱烈なG党たちだろう。

“異変”は初回の巨人の攻撃時に起きた。1番打者の坂本勇が打席に入ると、ドーム内にこだましたのは背番号6の応援歌ではなく、走者が得点圏に進んだ際に流れる「チャンステーマ」だった。拙攻が目立つナインへのゲキともいえる“異例のメッセージ”に東京ドームは異様な雰囲気に包まれた。ナインは戸惑いつつも「やらないわけにはいかない」と奮い立ったのもまた事実だった。

 楽天戦後の8日からは強力打線を誇る西武(東京ドーム)、12日からは昨季王者のソフトバンク(ヤフオク)、広島、中日に勝ち越したロッテ(ZOZOマリン)との戦いが待ち受ける。この日のファンの叱咤を糧に、何とか上昇気流に乗っていきたいところだが、果たして――。