中日 ルーキー・鈴木博に松坂への弟子入り指令

2018年05月31日 16時30分

マウンドで仁王立ちする松坂

 中日・松坂大輔投手(37)が30日のオリックスとの交流戦(ナゴヤドーム)に先発し、6回114球を投げて1安打無失点に抑え、日本復帰後最多の9三振を奪う好投を見せた。しかし、8回から登板したルーキーの鈴木博志投手(21)が4失点で逆転を許し、松坂の今季3勝目はスルリと逃げた。次回登板は6月8日からの古巣・ソフトバンク戦(ナゴヤドーム)が濃厚。

 崩れそうで崩れない。松坂は最速143キロの直球ながら老かいな投球術でオリックス打線を翻弄した。4四球を与えながらも要所を締めて日本復帰後初の無失点投球。「ボール自体は悪くなかった。別に四球で出しても安打で出しても一緒だと思う。(初回に)盗塁されて得点圏に行かれても最終的にホームにかえさなければいい。それは昔から高校時代から一緒です」と涼しい顔で話した。

 1点リードの8回から登板した3番手・鈴木博が二死から2四球などで満塁のピンチを招き、一挙4点を奪われて松坂の白星を消してしまった。ルーキー右腕は150キロを超える直球が武器だけに、森監督は歯がゆい思いがあったのだろう。

 7回1失点で勝利投手となった相手先発の金子を引き合いに出し「今日の大輔は決して特別によかったとは思わない。それでもそれ(を何とかするの)がベテランのいいところだし、向こうもベテランがああいう投球で低めに集められてなかなか点を取れなかった。両チームの先発投手がそんなに速くなくても、ああいう投球ができるのを若い連中が見るべき」とキッパリ。その上で鈴木博に向けて「どういう投球が自分の持ち味か、それを生かさないと。あれだけ150何キロを投げられる投手なのに打ち取れないのであれば、その方法をどうしたらいいのか聞いたり、学べばいい」と松坂への弟子入りを指令した。

 傷心の鈴木博に「ドンマイ」と声をかけたという松坂も「ああいう厳しい状況で投げることはこれからもあると思うし、やられるときは博志なんかはだいたい同じパターンだと思うので、本人が自分で乗り越えないといけない課題なんじゃないですかね」と忠告した。

 松坂の次回登板は6月8日からの古巣・ソフトバンク戦となる見込み。経験豊富なレジェンド右腕には今後も若手投手のお手本となる投球が期待されている。