マー君に「もしも」で友情にヒビ

2013年02月11日 16時00分

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表・山本監督は楽天・田中をWBC1次ラウンド初戦となるブラジル戦(3月2日)で先発させるなど、侍投の軸として起用していく方針だ。

 

 そんな山本監督のマー君起用法に対してピリピリしているのが、侍指揮官の学生時代からの盟友でもある星野監督だ。その心配の大きさは球団関係者の間で「田中にもしものことがあったら、2人の関係に亀裂が入るのでは」とまで言われているほど。実際、星野監督は山本監督が田中のフル回転を示唆すると「ほどほどにしてほしいけどな」。ブラジル戦の先発についても「将大ならやってくれると思うけど、本音を言うと心配」と漏らしている。

 

 楽天は今季、大型補強などで本気で優勝を目指す体制が整ったが、それも田中あってこそ。星野監督は日本がWBC決勝に進出した場合でも、田中に開幕投手を任せる意向なだけに、開幕時点でWBCの疲れが出て不在となれば、構想が丸つぶれ。チーム内では「WBC代表がシーズンで調子を狂わす傾向にある。WBC使用球から統一球にアジャストし直すのは相当大変」(チーム関係者)という声もあるだけに、不安になるのはなおさらだ。

 

 唯一の救いは田中がマイペース調整をできていること。エースが無事にチームに帰るまで、星野監督の眠れぬ夜は続きそうだ。