ソフトバンク逆転負け 救援陣登板過多で“サファテの苦言”再び?

2018年05月25日 15時55分

3失点で降板する加治屋(手前)

 ソフトバンクが24日の西武戦(ヤフオクドーム)に5―12で大敗。工藤公康監督(55)は悪夢の逆転負けに「残念な試合になりました。来てくれているファンの人に申し訳ない」と肩を落とし、攻守にわたってミスが出たことから首脳陣全員が深夜12時以降まで球場に残ってミーティングをするなど、異様な事態となった。

 ケチのつきはじめは5―3の5回で92球の先発中田賢一に見切りをつけたこと。これが裏目に出て6回に嘉弥真が秋山に逆転3ランを被弾。7回には18試合連続無失点中ながら4連投となる加治屋を投入したが、一死しか奪えず3失点で降板した。

 今季は救援陣の台所事情も厳しい。「勝利の方程式」の屋台骨を支えていたサファテ、岩崎が早々に離脱し、代役守護神の森は17試合で2勝2敗6セーブ、防御率5・65と精彩を欠く。昨年まで一軍登板2試合の加治屋がリーグトップタイの21試合に登板するフル回転で、20試合登板のモイネロも4度の回またぎのうち3度は翌日にも投げている。

 昨年は救援陣の登板過多から、サファテが「先発投手がこれだけ連続して早い回で降りたら、僕ら救援陣にツケが回ってくる」と苦言を呈したことがあった。このままだと同じような状況になりかねないが、分かっていてもついついリリーフを多めに突っ込んでしまうのは、大谷(現エンゼルス)の大暴れで日本ハムに最大11・5ゲーム差を逆転された一昨季のヒズミがカゲを落としているとの指摘もある。

「昨季は救援陣の登板数が多すぎた。それが今年にも響いているが、1年目の工藤監督はむしろ先発を引っ張っていた。勝たなければいけないチームで、2016年にとんでもないことが起きて、余裕のある戦いができなくなっているように見える」(球団OB)

 2カード連続の負け越しで、首位西武とは5・5ゲーム差に広がった。連覇に向けて苦しい戦いは続く。