618日ぶりの白星に涙 ソフトB摂津復活の陰に松坂

2018年05月23日 16時30分

目を潤ませる摂津

<ソフトバンク5-3西武(22日)>ソフトバンクの摂津正投手(35)が、22日の西武戦(ヤフオクドーム)で618日ぶりとなる白星を挙げた。ようやく巡ってきた今季初登板で5回無失点。お立ち台では大歓声を背に受けて「たくさんの…。ほんと、筑後でね。頑張れ、一軍で待ってますと…。その声が原動力になりました」と涙を浮かべて声を詰まらせた。

 入団1年目から勝利の方程式として2年連続70試合登板。3年目からは先発で5年連続2桁勝利を挙げ、2012年には沢村賞にも輝いた。しかし、かつてのエースも登板機会は減る一方で、ここ2シーズンは二軍暮らしが大半。福岡・筑後市のファーム施設で苦しい日々を送っていた。

 そんな中で、同施設を中心にリハビリを続けていた現中日の松坂大輔投手(37)が諦めずに執念で復活のマウンドを目指す姿に大いに感銘を受けたという。

「いろいろと話もさせてもらいましたけど、どんな形でも投げるためにやろうという姿はすごいと思いましたね。病院にもたくさん回って。あれほどの人だったら、や~めた…となりそうなものなのに、何とかしようとやっていて。いろいろとやっている練習も面白いし聞いたりもしました」

 今季は摂津にとって背水のシーズン。黙々と二軍の先発ローテーションで登板しながら右前腕部の張りで戦線離脱した千賀の代役として、白星をつかんだ。

 再び二軍調整となるが、生え抜きのベテランは4連敗中だったチームを救った。