阪神・ロサリオ久々の一発 バレンティンに教え請い開眼?

2018年05月23日 16時30分

左越えに4号2ランを放ったロサリオ

<阪神8-3ヤクルト(22日)>阪神のウィリン・ロサリオ内野手(29)が22日のヤクルト戦(倉敷)で4号2ランを放ち、チームの連敗ストップに貢献した。

 8日の巨人戦以来、11試合ぶりの一発に「チームを助けるためにいつでも準備しているので結果が出てよかった」とニッコリ。1月4日に亡くなった星野仙一氏の故郷での勝利とあって、金本監督も「久しぶりにスカッとした当たりだった。あれでちょっと(打線の)雰囲気が変わった。課題はあるが、一本出たことで前向きにやってほしい」と大砲の一打に胸をなで下ろした。

 涙ぐましい“全方位外交”が実を結びつつある。球団史上最高の推定年俸3億4000万円での入団ながら、不振に悩むロサリオはこの日の試合前練習中、わらにもすがる思いでヤクルトベンチのバレンティンのもとを訪れ、ライバルのはずの相手主砲に頭を下げ、復調に向けての助言をもらったという。

 バレンティンによると「日本の生活はどうだとか、アジャストできているかという話だよ。誰だって初めの一年は難しい。体調はOKみたいだし、あとはメンタルが左右する。しっかり狙い球を絞っていくべきと伝えたよ」。早速効果を発揮した格好となった。

 他チームの先輩助っ人から教えを請うのは今回だけではない。「先週は甲子園に来ていたDeNAのロペスにも日本人投手の特徴や攻略法を熱心に聞いていた。他にもいろいろな助っ人の話を参考にしている」(球団関係者)と、各球団で活躍する実績十分の外国人選手から知恵を拝借している。

 異国から来た助っ人同士といえども、ライバル球団の選手からアドバイスをもらうのはそう簡単ではないだろうに「そんなに親しくない外国人選手に対しても、丁寧に頭を下げて積極的に聞きにいっている。メジャー経験もあってプライドもあるはずなのに、そこまでできるのはすごい。結果を出すことに必死だというのが伝わってくる」(球団幹部)とその“突撃ぶり”で金言ゲットに成功しているという。

 なりふり構わぬロサリオの“先輩詣で”。これからが本当の勝負だ。