5位転落…金本監督悩ます“虎の難病”

2018年05月21日 16時30分

放心状態?の金本監督(右)

 何をやってもうまくいかない…。阪神が20日の中日戦(ナゴヤドーム)に1―6で完敗した。1番・植田、3番・福留、5番・糸井など打線の大幅改造も実らず4カード連続負け越しで借金は今季最多の3。2016年9月30日以来の5位に転落し、首位・広島とのゲーム差も今季最大の7に広がった。

 金本監督は「個人個人がやっていくしかないな。打線改造? いろんなことを考えて。コーチと相談して決めたんだけど…。まあ、今年は我慢が長いな。我慢して(状態が)上がるのを信じて待つしかない」と苦しいコメント。

 全盛期を過ぎた中日の先発・松坂に、若手だけでなく糸井、福留、鳥谷らも無安打と壊滅…。これで「暗黒時代」と呼ばれていた98年以来となる12試合連続1桁安打(4安打)と目も当てられない事態だ。

 そんな中、就任3年目となる指揮官を悩ませているのが大山、二軍落ちした高山…と若手ナインらが陥ってしまう、原因不明の「新・阪神病」の存在だ。これまでの阪神の若手は活躍しても翌年はダメ…となる選手が多かったのだが、今はその“理由”が違う。

「勘違いしたり、練習をサボったりしているから、結果も出ないというのは分かる。でも、今は皆、マジメにしっかりと練習してノルマもこなしているのにうまくいかない。何でなのか、本当にわからんのよ。去年で何かをつかんではいるのに、どうして結果が出ないのか…」(金本監督)

 球界には「練習はうそをつかない」という格言があるが、鉄人が認める若手の練習量でも結果が伴わない。それだけに悩みも相当なのだ。

 これでもか、と続く負のスパイラル。この日試合を観戦した谷本球団副社長は5位の現状と今後の戦力補強に「今は我慢の時期。今の選手で力を出してくれることに尽きます。(順位は)気にしていない」と前を向いたが…。今こそ金本監督の手腕にかかっている。