カープ4度目の雨天中止も追い風! セ3連覇へこれだけの“メリット”

2018年05月19日 13時00分

今季4度目の中止にマスコットのスラィリーも残念そう

 球団史上初のセ・リーグ3連覇に向けて追い風となるか――。首位の広島は18日、本拠地マツダスタジアムでのヤクルト戦が降雨中止となった。今季の中止はこれで4試合目。5月は本拠地開催のカードで必ず1試合が中止になっている。13日に中止となった阪神戦が9月21日に振り替えられることが決まったように、この調子だとシーズン終盤がタイトなスケジュールになりかねない。緒方孝市監督(49)も「後半の日程的にも怖い部分がある」と心配しているほどだが、デメリットばかりでもなさそうだ。

 2位巨人に2・5ゲーム差をつけての首位とはいえ、戦力的に今季の広島は誤算続き。投手陣では昨季15勝で最高勝率のタイトルに輝いた薮田は不調で二軍暮らし。開幕投手の野村は背中の筋挫傷で戦線離脱したうえ、10日の二軍戦で右腕に死球を受けて一軍昇格が見送られた。さらにジョンソンも夫人の第1子出産に立ち会うため帰国。月末まで不在となる。

 野手陣もしかり。4月28日の阪神戦で右太もも裏を痛めた丸は三軍で別メニュー調整中。キャッチボール、ティー打撃に加えてこの日、故障後初めて7割ほどの力でダッシュを行ったが、浅井三軍統括コーチによれば「これから(状態は)上がってくると思うが、まだ万全ではない」。昨夏に右足首を骨折した鈴木もまだ100%の状態には戻っていない。緒方監督が「丸のケガだったり、先発陣の不安もある。(中止を)プラスにとらえたい」と言うのも、4度の中止が“時間稼ぎ”になるからだろう。

 リーグ連覇した昨年はシーズンを通して中止が3試合で、10月1日の最終戦からCSファイナルステージ初戦まで中16日も空いてしまい、調整に苦労した。リーグ3連覇を前提に考えれば、相次ぐ中止もメリットとなりそうだ。