元同僚の中日・谷元「大谷は誰も文句言えない空気つくり出す」

2018年05月17日 11時00分

谷元圭介

【私だけが知る 大谷の凄さと秘密】「アイツなら心配しなくても、絶対に二刀流をやり遂げますよ」

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)の米国挑戦が決まった当時から、こう語っていたのが谷元圭介投手。2017年7月に電撃トレードで中日に移籍するまでの4年半、日本ハムで寝食を共にした先輩だ。身近で感じた大谷のすごさ。それは「人並み外れたメンタルと周囲への影響力」だという。

「大谷が日本ハムに入団した1年目のころから二刀流については周囲からいろいろと言われたじゃないですか。でも、当時からアイツは『人に何を言われても気にしない』という姿勢を今も貫いていますからね」

 周囲の関係者らに二刀流を否定されたことは一度や二度ではない。特に1年目、大半の人から二刀流には疑惑の目を向けられた。それでも雑音を一蹴し、自分を信じて挑戦した精神力。プロの荒波にもまれ続けた10歳年上の谷元も脱帽するしかなかった。

「好不調で一喜一憂することはないですし、練習でも自分から妥協したりすることは絶対にしない。キャッチボール一つにしても丁寧にやるんですから。人間って弱いから疲れてきたりするとどこかで手を抜きたくなる。でも、アイツに限ってはそれが一つもない。一緒にいると自分もやらなければ、という気持ちにもなる。だから誰も二刀流挑戦に文句を言えない。そういう空気を周囲につくり出すんですから。本当にすごいヤツですよ」

 今は互いに別のチームで新たな道を歩み始めた。それでも、大谷は気になる存在だという。

「一時、アメリカでも『二刀流はダメなんじゃないか』と言われたことがあったようですが、僕はまったくそう思っていない。むしろ、そう言う批判めいたことを聞くと、アイツはそれを自分の力に変える。黙って見ていればいいと思います。絶対にあきらめたりするような男じゃないですから」

 すでに米国では大谷フィーバーが起きているが…。たとえ結果が出なくなるようなことがあっても、大谷はすぐに立ち上がる。元同僚は異国でのさらなる大活躍を期待している。