DeNAが13日のヤクルト戦(横浜)に10―3で7回途中、降雨コールド勝ちを収めた。先発の京山は5回途中を3失点とピリッとしなかったが、打撃陣が奮起。今季10度目の2桁安打の13安打10得点と爆発し、連敗を2で止めた。

 チームの打撃陣を支えているのが6日に一軍に合流し、好調をキープし続けているネフタリ・ソト内野手(29)だ。この日も2打数1安打、2四死球。わずか5試合ながら20打数10安打、5打点、2本塁打で打率は驚異の5割だ。

 そんなソトが感謝しているのが、この日の試合で3―3の3回一死一塁で勝ち越しの11号2ランを放ったホセ・ロペス内野手(34)。ソトがプエルトリコ、ロペスがベネズエラと国こそ違えど同じスペイン語圏の“先輩”に、何かとお世話になっているという。

 ソトは「ロペスは日本野球の大先輩でアドバイスをよくもらうよ。試合中にいろんなことを教えてくれるんだ。特に相手チームの投手の球種だったり特徴だったり『どうやって攻めたらいいか』を言ってくれるのですごく助かっている」と話す。

 先輩・ロペスも133打数44安打の打率3割3分1厘でリーグ2位の11本塁打、28打点と絶好調で、相乗効果を生み出している。新たな助っ人師弟コンビが1998年以来、20年ぶりの優勝を目指すDeNAの原動力になりそうだ。