右足ふくらはぎの強い張りで緊急降板 松坂は本当に「大丈夫」なのか

2018年05月14日 16時30分

アクシデントで降板する松坂(右)

 中日・松坂大輔投手(37)が13日の巨人戦(東京ドーム)に先発登板。3回途中で右足のふくらはぎに強い張りを訴え、緊急降板した。チームも5―9で敗れ、今季3敗目を喫したが、幸いにも症状は軽く、今後の登板に影響はなさそうだという。だが、チーム内からは心配する声が上がった。

 右足ふくらはぎの強い張りで途中降板した松坂は「抑えることしか考えてなかった。何とか投げたかったですけど。(緊急登板となった)笠原たちに迷惑をかけて申し訳ない」とチームメートを気遣いその責任を背負った。

 張りの原因については「いくつかある」としたが、他の球場に比べて粘り気が強く、スパイクにからまる特質の東京ドームのマウンドが合わなかったかとの問いには「そういうのじゃない」と否定。張りは試合前のブルペンからあったという。

 森監督は「足をつったんだから(続投は)無理でしょう。つった感触があったんだろう。(初回から)あれだけ伸ばすしぐさをしていたんだからな。投げていて回復する場合もあるんだけど、なかなか回復するのは難しい」と降板理由について説明した。

 ここまで3試合、登板後に登録抹消を繰り返してきた松坂。この日の結果次第では次回登板は中日移籍後初の中6日も予定されていた。当然このアクシデントで、今回も抹消かと思いきや、指揮官はまだその可能性が残っているという。

「明日(14日)の練習をやるって言ってるんだから。本人が大丈夫なら。球数(41球)も投げてないし肩、ヒジじゃない。中4、中5で行けって言ってるわけじゃないし。痛いとかじゃない。大きな心配はしてないよ」という。

 松坂本人も1週間、10日で行けるのかとの報道陣の問いに「大丈夫だと思います」と自信たっぷり。次回の中6日、ナゴヤドームで行われる阪神戦(20日)での登板に色気を見せている。

 もっとも心配がないわけではない。「どんな投手でもいきなり肩、ヒジを痛めるわけじゃない。最初はふくらはぎ、ひざ、腰、内転筋など上半身とは関係ないところを痛め、知らないうちにその部分をかばって、フォームのバランスを崩して肩、ヒジに負担が出る。それで引退に追い込まれた投手がほとんど」(チーム関係者)との声がある。

 たかがふくらはぎの張り。肩、ヒジではないと軽く考えているととんでもないしっぺ返しに合う可能性もある。ここはしっかりと完治させてから再スタートを切ったほうが松坂のためとも言えそうだが…。首脳陣は果たしてどういう結論を出すのか。