内川 2000安打記念ボールは「誰にも触れられないところに」

2018年05月10日 16時30分

王会長(左)から花束を贈呈された内川

 ソフトバンクの内川聖一内野手(35)が9日の西武戦(メットライフ)の8回に武隈から中前打を放ち、史上51人目の通算2000安打を達成した。

 偉業まで残り1本で迎えたこの試合。初回の第1打席は二ゴロ、4回の第2打席は中飛、6回の第3打席は遊ゴロに倒れたが、8回の第4打席に西武2番手の武隈から中前打を放って決めた。一塁ベース上で緊張から解放された柔和な笑みを浮かべると、名球会の先輩である西武・松井稼頭央、王貞治球団会長から花束を受け取った。

 1800試合目での達成は歴代9位のスピードだが、目前で生みの苦しみを味わった。5日のオリックス戦(ヤフオク)で王手をかけながら足踏みが続き、ようやく15打席ぶりの安打で金字塔を打ち立てた。「打ててホッとしている。全身の力が抜ける感じ。プロ1本目と今日の2000安打目は一生忘れられない」と率直な感想を語った。

 スタンドでは翼夫人も観戦。内川は「僕の扱い方を一番分かっている。僕もうまくいかないと、家でそんなに愛想よくできないタイプ。たくさん心配もかけた。こんなに気の難しいヤツを扱うのはホントに大変だったと思う。この瞬間を一緒に味わえてよかった」と感謝の言葉を送った。

 記念のボールは「誰にも触られないところに飾ろうと思う」。そして「監督、コーチ、ファンも今の数字(打率2割7厘、2本塁打、9打点)では物足りない部分もあると思う。今までの分を取り返せるように頑張りたい」。気持ちはすでに次へと向いていた。