中日 R・マルティネスにまたも優良助っ人の予感

2018年05月07日 16時30分

力投するマルティネス

 またも中日に優良外国人選手が出現か。来日2年目のキューバ人選手で4月19日に育成から支配下契約を結んだばかりのライデル・マルティネス投手(21)が6日の阪神戦(甲子園)に来日初登板。5回5安打2失点で負け投手となり、本人は「勝てないのは悔しいです」と唇をかんだが、周囲の評価は一気に高まった。最速150キロの真っすぐと「自信がある」という切れ味鋭いチェンジアップなど、その投球内容はもちろん、2つの不安を払拭したことが大きい。

 一つはけん制やクイックなど外国人選手にありがちな走者を出してからの投球の不安。しかし「去年から(クイックなどを)やっていかないといけないと言われ、ずっと練習してきた。一球一球タイミングを変えて長く持ったり、走者にタイミングをとられないようにした」としっかり対応して「十分だと思います」(朝倉投手コーチ)と首脳陣に合格点をもらった。

 もう一つは甲子園の大歓声だ。キューバ代表としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)やラテンアメリカ王者を懸けて争うカリビアンシリーズなど大舞台は経験しているが、世界一と言われる甲子園の歓声は異次元。「のみ込まれるんじゃないか」(中日OB)と不安視されていた。しかし「歓声のことは何も考えてなかった。打者に集中一本だったので気にしてなかった」と堂々たる姿を披露。メンタルの強さも見せつけた。

 市民権を取得するため渡米したビシエドのおかげで2年目で支配下となるなど運も持つ21歳右腕。低迷する中日の救世主となるか。