ヤンキース 239勝の37歳左腕・サバシア復活の理由

2018年05月07日 16時30分

好調のサバシア(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニューヨーク6日(日本時間7日)発】ヤンキースの田中将大投手(29)は、9日(同10日)に先発予定のレッドソックス戦に備えてブルペンに入り、26球を投げた。ア・リーグ東地区首位攻防戦は、メジャー屈指の左腕プライスとのマッチアップ。相手に不足はない。

 この日、田中の前にブルペン入りしたのが現役2位の通算239勝を誇るベテラン左腕サバシアだった。中日・松坂と同じ38歳を迎える今季は6試合で2勝0敗、防御率1.39と好調。前回4日(同5日)は勝ち星こそつかなかったが6回を3安打無失点、7三振無四球で、ブーン監督から「グレートだ。彼は自分の投球というものを熟知している。殿堂入りに値するプレーヤーだよ」と絶賛された。

 ここ数年は右ヒザの故障などに悩まされるも、昨年はチームトップタイの14勝(5敗)を挙げて見事に復活した。要因を左腕に問うと「かつてはできる限りハードに投げていたが、今は投球スタイルを変えた。カッター、チェンジアップ、ツーシームも駆使する。今はスローワー(力でねじ伏せるタイプ)というより、もっと『ピッチャー』という感じだと思う。年もとったしな」と笑顔で返ってきた。

 メジャー46人目の通算250勝も見えてきた。それでもベテラン左腕は「目標は特に設けない。グラウンドに出てすべての登板で健康に投げられれば数字はついてくる。ワールドシリーズへも道が開ける。記録の達成より、ワールドシリーズで勝利する方がエキサイティングだ」と声を大にする。

 かつて、松坂に本紙を通じ「健康でプレーしてほしい」とエールを送った。全盛期は過ぎたとはいえ田中、セベリーノに次ぐ3本柱の一人として好調ヤンキースを支えている。