【ニューヨーク24日(日本時間25日)発】ヤンキースの田中将大投手(29)の前日のツインズ戦の好投から一夜明けた24日(同25日)、地元ニューヨーク・メディアは前回まで2試合連続で6失点以上を喫した右腕の復調にとりあえずは安堵した。ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は「最もゆゆしき事態は悲劇的なマーリンズに5回で7失点(自責点6)したことだったが、今回は速球を内角に使用したことで他の球が生きた」と論評「支配的な田中が戻ってきた」とひと安心の様子だ。ニューズ・デー紙(電子版)も「打線も得点したが、田中の素晴らしい投球がヤンキースを勝利に導いた」と賛辞を送った。

 一方、デーリー・ニューズ紙(電子版)は懐疑的だ。「ヤンキースは田中の立ち直りを今後への良い兆候と期待している」と報じながらも、「願わくは(好投が)1試合だけでないことを」と付け加えた。NJ.comは「今日の田中で一番良かったことは今季初めて本塁打を喫しなかったこと」と伝えた。