田中将大「防御率6・45」でも絶不調だった昨季とはここが違う

2018年04月21日 12時00分

【ニューヨーク発】ヤンキース田中将大投手(29)が20日(日本時間21日)、ブルペンに入り33球を投げた。投球時の体の開きを気にしたのか、自身の斜め左側にスタッフが立ち、壁を作った状態で直球を4球。“意識付け”してから臨む光景も見られた。次回登板は中5日の23日(同24日)ツインズ戦になる予定だ。

 現在、2勝2敗ながら防御率6・45。出だしとしては決して良くはないが、極度の不振に陥った昨季と明らかに違う点がある。それはどんな状況でもストライクゾーン内へどんどん投げ込む“攻めの投球”を忘れていないことだ。

 田中は「それは基本ですよ。もともとそこはずっと持ってやってたし、そこは別に変わりないけど」と前置きしながらも、こう明かしていた。「苦しんだ時期にそういうのを忘れかけてたっていうのは事実としてあったので…忘れてたというか『薄れていって』、他のところにとらわれてしまった。そういうところはあったので、その姿勢の大事さは去年、再認識したつもりです」

 昨シーズン、悩める登板が続いたなか、たどり着いた答えが「もっと攻撃的に、アグレッシブに、自信を持ってファストボールを投げていくこと」。結果的に変化球も生き“かわす”ものではなく、抑え込む武器へと変わっていった。

 昨季の経験が、その意思をさらに強固なものにしたのか。右腕は「もう、去年のことはいいでしょ」と笑いつつも「(これまでは)そういう姿勢でやってきていたから、新しいものではないです」と語った。ここまで本調子には至っていないが、取り戻した攻めの姿勢は決して崩れることはない。

 極度の寒さや不運も重なり、乗り切れない登板もあったが、すべては終わったこと。ここから田中が存在感を見せつける。