原因は配球? 田中に3巡目の壁

2018年04月20日 12時00分

3巡目に打ち込まれている田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニューヨーク発】ヤンキース・田中将大投手(29)は19日(日本時間20日)、軽めの調整を行った。キャッチボールの終盤にはバッテリー間の距離で直球を5球。しっかりボールをセットし投げ込む姿も見られた。

 ここ3試合のマウンドで共通するのが、打線が3巡目に入ったとたんに打ち込まれている点だ。17日(同18日)のマーリンズ戦は3巡目に入った5回に3失点。満塁弾を含む5失点を喫した11日(同12日)のレッドソックス戦、さらに6回まで無失点だった5日(同6日)のオリオールズ戦も3打席目に入った4番打者に本塁打を許し失点している。

 同じ投手と3度目の対戦となればボールの軌道にも目が慣れ、対策を練ってくるのは当然だ。ロスチャイルド投手コーチは「どのチームも3巡目(の打率上昇)については理解しているが…」としながらも「我々は3巡目で先発投手を降ろすことはしたくないし、(先発投手も)乗り越えないといけない。でも、田中は今までも(3巡目に)対応できているし(抑えられるだけの)いいボールも持っている。他の投手と比べてもその傾向はない方だ。そこが問題だとは思わない」。百戦錬磨の田中にとって“3巡目の壁”はそれほど深刻ではないという。

 しかし、ここまで数字に出ると問題は田中のボールの質というより、配球やゲームプランにあるのではないか。「ファストボールをどう使うかを解明しないといけない。状況によってファストボールを使っても打たれないように(配球を)考えないといけない」(同コーチ)。ボールの良しあしではなく、その“使い方”にあるようだ。

 ブーン監督も前回登板後、5回に浴びた一発について「田中の投球にとって配球は重要。(直球を本塁打されたが)直球をうまく組み込むことだ」と、配球面に注文をつけていた。バッテリーを組む正捕手サンチェスのインサイドワークも一度、見直す必要はありそうだ。