田中将大 今季初先発のブルージェイズ戦で6回8K初勝利

2018年03月31日 12時35分

今季初先発初勝利を飾った田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【カナダ・トロント発】ヤンキースの田中将大投手(29)が30日(日本時間31日)、敵地でのブルージェイズ戦に今季初先発し、6回を1本塁打を含む3安打1失点、打者21人に79球を投げ8三振無四球で今季初勝利をマークした。

 2018年、初めて立つマウンドは14年4月4日のメジャー初登板で初勝利をマークした思い出の地ロジャーズ・センター。田中は少し緊張した表情で先頭トラビスに初球を投じた。内角の速球をバットに当てられたが平凡な中飛。続く主砲ドナルドソンには速球で追い込むと、内角高めでのけぞらせてから外角スライダーで空振り三振。スモークには1ストライク後、真ん中に入ったスライダーを左翼フェンス直撃の二塁打とされるが、メジャー通算319本塁打の4番グランダーソンを真ん中スライダーで二飛に打ち取り9球で終えた。

 味方の1点先制を受けた2回、先頭ソラルテは一ゴロに仕留めたが、6番グリチェクへの初球、外角を狙った速球が真ん中に入ったところを捉えられ、ライナー性の打球は左翼席に吸い込まれ今季初被弾を喫した。ここでスライダー主体に切り替えたバッテリーは、続くマーティンを二ゴロ。ピラーにはスプリットを左翼線二塁打されたが、9番ディアスを外角スライダーで三ゴロに打ち取り、1失点で切り抜けた。

 3回からは別人。フォーシームをアクセントに縦と横、低速と高速、スライダーを操り、ブルージェイズ打線を手玉に取った。先頭のトラビスをカウント2―2からスライダーで空振り三振。続くドナルドソンにも粘られながらも7球目、外角スライダーで空振り三振。さらにスモークにもスライダーで追い込んで最後はスプリットで空を切らせた。フォーシームをアクセントにスライダー、スプリットで仕留めるスタイルで3者連続三振。

 1点を勝ち越した4回、踏ん張りどころで田中が見事にしのいだ。先頭のグランダーソンをスプリットで4者連続となる空振り三振に仕留めると、ソラルテを外角スライダーで中飛。2回に一発を浴びたグリチェクをスライダーで中飛。わずか7球で三者凡退に片付けた。

 5回は先頭のマーティンをスプリットで一邪飛。続くピラーを外角スライダーで空振り三振。さらに9番ディアスは外角低めの縦スラで7個目となる空振り三振を奪った。4―1とリードを広げてもらった6回は先頭トラビスから空振り三振を奪うなど三者凡退。この回で降板した。3回以降は打者12人に出塁すら許さなかった。

 見事な今季初白星だが、田中は「とんでもない球を投げていたが、自分と闘いながら何とか粘って投げることができた。足りないところがあり過ぎる。これ以下はないと思って、しっかり調整したい」と反省。次回登板へ気を引き締めることも忘れなかった。