田中「角度がある直球」習得へいまだ納得せず

2018年03月27日 16時30分

直球の精度に納得していない田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【ジョージア州アトランタ26日(日本時間27日)発】ヤンキースの田中将大投手(29)が26日(同27日)、開幕2戦目の30日(同31日)のブルージェイズ戦に備えてカナダ・トロントに向かった。登板のなかったブレーブスとのオープン戦前にはブルペンで26球を投じるなど、今季初マウンドへの準備に抜かりはない。

 ただ、まだ納得し切れていない要素もある。ここ数年のテーマでもある「角度がある直球」だ。オープン戦は調整段階で“あえて投げて”打たれた面もあるが、4試合で5被弾。その多くが直球系だった。「ホームランのことは自分につきまとうことだが、そのことばかりにとらわれても、しょうがない」と割り切りつつ「投げ始めより良くはなってきましたけど、全然まだまだ満足するようなボールではない」と課題に挙げている。

 最近では多くのメジャー球団が高性能弾道測定器「トラックマン」などの最新機器を導入し、リリースポイントやボールの回転数などのデータを参考にする投手も多い。しかし、田中にとっての理想のボールは、初動からフィニッシュまで投球動作のすべてがかみ合って初めて生まれるもの。大事なのは自分の体をイメージ通りに動かす感覚で「自分が何を信じるかだから」とハイテクマシンに頼るつもりもない。

 数値に振り回されるより、いいボールを投げた時の感覚を体に覚えさせること――。ぶれない軸と高い向上心で、5年目のシーズンに備える。