田中将大オープン戦ラスト登板で周囲うならす力投

2018年03月24日 12時00分

レッドソックス戦で好投した田中(ロイター=USA Today Sports)

【フロリダ州タンパ発】ヤンキース田中将大投手(29)は23日(日本時間24日)、オープン戦最後の登板となるホームでのレッドソックス戦に先発した。5回2/3を投げて1本塁打を含む5安打1失点、6三振無四球でまとめ、周囲をうならせた。

 田中がシーズン同様の力強い投球を披露した。アグレッシブに攻め、スプリット、スライダーがキレた。初回、マレーロを三球三振に打ち取ると、昨季20本塁打の2番ベニンテンディを外角スライダーで遊ゴロ。続くデバースは二ゴロで三者凡退。2回は先頭の左打者レオンを、軸足の左足へと切れ込む“バックフット”と呼ばれる軌道のスライダーで空振り三振。スワイハートは外角のスライダーで一ゴロ。トラビスはやや真ん中に入ったものの、力のある直球で右飛と3人で終えた。ここまでわずか17球。

 3回、先頭デヘススへの3球目、やや真ん中に入った直球を右翼席ギリギリに放り込まれたが、8、9番を連続で遊ゴロに打ち取った。1番マレーロに左前打を許すも、ベニンテンディを外角スプリットで空振り三振。

 4回は二死後、ボテボテの三塁内野安打を許したが、続くトラビスをキレ味抜群のスライダーで追い込むと、136キロのスプリットで5つ目の空振り三振を奪い切り抜けた。5回は三者凡退。

 6回は一死後、連打を浴び一、二塁。初めて得点圏に走者を進めたが、4番レオンを外角のスライダーで力ない三飛に打ち取った。ここで投球数が70球に近づいたこともあり降板となった。背番号19の安定感ある投球に観客席から拍手。田中も控えめに帽子を脱いでベンチへと引き揚げた。

 オープン戦最後の登板は本番を意識。シーズンでたびたび対戦した選手もいたことで田中は「戦う上では今日が一番、対戦相手打線をどうやって抑えていくかっていうイメージはしやすかったですね」と納得。

「安心したのでは」との質問も出たが「今日はもうシーズン同様に投げていくってことで結果は欲しかったですし、そういう意味では…まあ、ホッとはしないですけど、まあ、今日は今日で良かったなと思います」と穏やかな表情を浮かべた。調整は万全。

 1週間後に控えた30日(同31日)のブルージェイズとの開幕2戦目を迎えるだけだ。