ヤンキース・田中の同僚 ジャッジに厳重注意

2018年03月16日 12時00分

厳重注意されたジャッジ(ロイター=USA TODAY Sports)

【フロリダ州タンパ発】ヤンキースの田中将大投手(29)は15日(日本時間16日)、次回登板予定の17日(同18日)に敵地で行われるタイガース戦に向けブルペンに入った。ノーワインド、セットポジション合わせて29球。締めの1球を投げる直前には、目慣らしのため左打席に入っていたエルズベリーに「ラスト・ワン!」と宣言。外角低めへフォーシームを決めて終えた。

 ブルペンを終えた田中が着替えのためクラブハウスに戻ると、その一角に米メディアが殺到していた。ヤンキースGM特別アドバイザーの松井秀喜氏(43)の指導で素質が開花、昨年52本塁打と大ブレークした主砲ジャッジが引き起こした“タンパリング(事前交渉)騒動”が原因だった。

 前日、チームは敵地でオリオールズ戦だった。その試合前、ジャッジが敵軍の主砲マチャドに「あなたにはピンストライプが似合う」など言葉を交わしたという。これが、タンパリングにあたるとして、米大リーグ機構から注意されたというもの。ニューヨークの地元紙などが報じた。

 今オフにFAとなるマチャドは2015年から3年連続30本塁打の長打力に加え、ゴールドグラブ賞2度の三塁守備も定評がある。現在、25歳と若く、今オフのFA市場では超目玉の一人だ。ヤンキースも獲得を狙っていると言われている。しかもジャッジは、今やヤンキースの将来を担うスター選手。その何げない一言が、騒動となった格好だ。メディアに対応した若き主砲は、試合後にキャッシュマンGMから電話で「この手の話は敏感な問題だから」と注意されたことを明かしたが、同時に「電話は30秒ほどだった。『分かっています』と答えたよ」と苦笑い。今回はジャッジに他意はなく“うっかり”で片付いたが、自身が持つ影響力の大きさを痛感したに違いない。