ヤンキース田中 レジェンドの大ケガにショック

2018年03月14日 11時30分

レジ―・ジャクソン氏(ロイター=USA TODAY Sports)

【フロリダ州タンパ発】ヤンキース田中将大投手(29)は13日(日本時間14日)、登板翌日とあって、キャッチボールやノックなど軽めの調整だった。前日のツインズ戦では一発を浴びて、4回を4安打2失点だったものの、6三振を奪った。降板後、田中はフォームや制球にバラつきはあったとしながらも「原因も自分の中で分かりながら、修正しながら投げられた部分はあった」と納得の表情で振り返った。ロスチャイルド投手コーチは、直球と左打者へのスライダーの精度向上が課題としながらも「スプリットは調整中にしてはすごくよかった。一番いい時と同じくらいの仕上がりだった」と、登板するたびに良化する投球内容を評価した。開幕に向け、着実にステップアップしている田中だが、実は心配な出来事が起こっていた。ツインズ戦登板前にあの「レジェンド」が大ケガを負っていたのだ。

 球団によると、現在、松井秀喜氏(43)らとともにヤンキースGM特別アドバイザーを務める、通算563本塁打のレジー・ジャクソン氏(71)が、田中が登板した朝、散歩中に転倒。右ヒザに重傷を負い、この日手術が行われたという。

 けがの程度は不明で、球団広報は「本人は公表してもいいと言っているが、詳細は控えたい」とのことだが、患部以外は元気だという。これまでジャクソン氏はほぼ毎日、球場に姿を見せており、田中にも事あるごとに気遣うなど、交流を欠かさなかった。

 現役時代は歯に衣着せぬ物言いで知られ、オーナーや監督と衝突。一方、グラウンドでは勝負強かった。1977年のドジャースとのワールドシリーズでは王手をかけて迎えた第6戦で3打席連続アーチの5打点と活躍し、チームを世界一に導き、MVPに輝き「ミスター・オクトーバー」と呼ばれた。93年に米野球殿堂入りし、背番号44はヤンキースの永久欠番、とまさにレジェンドだ。

 田中もジャクソン氏の突然のアクシデントに「心配ですよ」と不安の表情を浮かべた。一日も早い回復が待たれる。