「カーショーvs大谷」チェックしたダルビッシュの解説は…

2018年03月09日 12時00分

【アリゾナ州メサ8日(日本時間9日)発】カブスのダルビッシュ有投手(31)が8日(同9日)、エンゼルスの大谷翔平投手(23)のメジャーでの適応に太鼓判を押した。前日のオープン戦で実現したカーショーvs大谷を映像でしっかりチェックしていた。「見ましたよ。本人にもLINEしましたし。まあ、本人もなかなかね…」。見逃し三振に倒れた低めのカーブの判定に首をひねった。

 メジャーでは新人に対する判定が厳しいと言われるが、ダルビッシュは「あれは多分ボールだけど、(メジャー最強左腕の)カーショーだし、(捕手の)フレーミングがいいので、例えばボックススコアで見たらギリギリストライク入っているんじゃないかなって思ったりもする」との分析を披露するとこう続けた。

「でも、まだスプリングトレーニング。本人にも言ったけど、データもない、両方やらなきゃいけない、カルチャーも違う、みんな知らない人ばかりの中で結果を出す人はいないと思うので、ちょっとずつ慣れていってくれたら」

 投手としてのオープン戦は日本と比べ滑るといわれるメジャー公式球に適応するための重要な期間。ダルビッシュはその対策について「自分の(1年目の)時は誰も教えてくれなかった。今はマー君(ヤンキース・田中)とか前田(ドジャース)とか岩隈さん(マリナーズ)とかいろんな引き出しがある」と説明。

「(大谷)本人と話した感じだと、自分の1年目ほど、苦しんでいる感じではないかなというのは感じるので、アリゾナだってのがあるから、ここで多分、ある程度慣れれば、シーズンに入ってロサンゼルスなどに行けば全く問題ないと思う」と語った。

 そのダルビッシュはこの日、ブルペンに入り、速球を中心にカーブ、スライダー、チェンジアップを交え、計31球を投げた。アリゾナの乾燥した気候の影響か、中には抜けたようなボールもあったが、マウンドの斜め後ろから見守っていたヒッキー投手コーチが「おー、ホントに素晴らしい」と感嘆の声を上げるチェンジアップもあった。また、投球練習後に行ったフリー打撃では度肝を抜いた。右打席で中堅左へ叩き込み、左打席でも右翼フェンスを越えた。左右両打席アーチに左腕レスター、右腕ヘンドリックスも驚いただろう。2016年8月24日の敵地レッズ戦で中堅へ125メートル弾を叩き込んでいるダルビッシュ。今季はバットにも期待だ。