メジャー日本人最多の4年連続開幕投手へ 田中3回5K1失点

2018年03月08日 11時30分

【フロリダ州タンパ7日(日本時間8日)発】ヤンキース田中将大投手(29)が7日(同8日)、実戦形式の投球練習シミュレーション・ゲーム(シム・ゲーム)に登板した。主砲スタントンら主力相手に3イニング、打者14人48球を投げ、1本塁打を含む5安打1失点、5三振1四球だった。

 チーム本隊が遠征試合のため、田中やベテラン左腕サバシアらのシム・ゲームはメイン球場近くのマイナー施設で行われた。ここにメイン球場で練習していた主力ナインが合流。マイナー選手だけを相手にするのとは違い、グッと引き締まった雰囲気で行われた。

 初回、先頭の左打者を課題でもある直球とカーブで追い込むと、最後はスプリットで空振り三振。続く右打者につまりながらも中前へ運ばれ、次の右打者にも初球を三遊間をゴロで抜ける左前打を許したが、昨季9本塁打の主力候補バードを外角低めの直球で見逃し三振。59本塁打のスタントンをスライダーで中飛に打ち取った。

 2回、先頭を四球で歩かせたが、昨季2割8分7厘、25本塁打のグレゴリアスをスプリットで空振り三振。そしてスタントンを粘られながらも8球目の内角スプリットで空振り三振に仕留めた。球数との兼ね合いもあり、このイニングは二死一塁で打ち切った。

 3回、先頭を投ゴロに打ち取ったが、続くバードには初球、低めのツーシームをすくわれ右本塁打を許した。さらに3度目の対決となるスタントンに中前打されたが、次打者を空振り三振。昨季33本塁打、シーズン中は女房役のサンチェスには直球を右安打されたが、最後の左打者をカットボールを引っかけさせ三ゴロに打ち取り終了となった。

 今回は全球種を駆使したが「変化球の量とかも増えましたけど、(配球の)組み立てってほどの組み立てではないですね」と田中。しかし、前回課題を残した速球とカーブの精度については「前回よりもはるかに良かった」と手応えを口にした。さらに「投げながら研ぎ澄まされ、鋭くなってきた」と試合勘を呼び起こせたこともプラスとした。

 周囲に流されず、自分流のプランを丁寧に実行する“自己流調整”も順調。「開幕に向けて、試合数も限られている。次のゲームからはしっかりと、よりシーズンに近い配球であったり、バッターとの勝負の仕方であったり、そういうものをやっていけたら」。着実にステップを踏み、日本人最多となる4年連続開幕投手を狙う。