オープン戦初登板を前に田中が決意語る

2018年03月02日 12時00分

オープン戦初登板に備える田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【フロリダ州タンパ発1日(日本時間2日)】同じ失敗は繰り返さない――。ヤンキースの田中将大投手(29)が、今オープン戦初登板となる2日(同3日)のブレーブス戦を前に意気込みを語った。昨年はオープン戦で抜群の安定感を見せて3年連続3度目の開幕投手に臨んだが、シーズンでは自身初の2桁黒星を喫するなど不本意な1年だった。その苦い経験が無駄ではなかったことをマウンドで証明していく決意だ。

 キャッチボールなどで軽めに調整した田中は、翌日に迫った今オープン戦初登板に向けて「現時点での自分のベストボールを一球ずつ、しっかりと繰り返し投げていけたらいいと思います。自分がやりたいことをそのゲームでしっかりできるかが重要だと思います」と話した。

「しっかり」を強調したのには理由がある。昨年はオープン戦6試合に登板し、23回2/3を投げて自責点1。初登板からの5試合で18回2/3を連続無失点に抑えるなど防御率0・38と抜群の安定感を見せてシーズンに臨んだ。しかし、開幕戦は3回途中7失点KO。その後は5連勝と持ち直したが、5月半ばから6連敗。13勝を挙げてメジャー移籍から4年連続となる2桁勝利を達成するも、自身初の2桁黒星(12敗)を喫するなど苦しいシーズンだった。「スプリングトレーニングの結果が関係ないというのは去年、僕自身が証明した」。たとえオープン戦であっても、一球たりともおろそかにできないとの思いは例年以上に強い。

 ヤンキースでは昨年まで田中が3年連続で開幕投手を務めた。ただ、24歳と若いセベリーノが昨季チーム最多タイの14勝(6敗)と台頭したこともあり、今年は誰に大役が任されるのか決まっていない。それでも田中は「去年と開幕前の立場が違うのは理解しているつもりです。基本的には『さあ開幕するぞ』で準備を整えてないと意味がないので、投げる投げない関係なしに、始まるっていうときにしっかりと準備できていればいいと思います」と前を向く。

 まずは基本となるストレートの精度を上げる。そして「投げることだけでなく、試合の中での空気感だったりを呼びおこすことができればいいと思います」。メジャー5年目となるシーズンに向けて、いよいよ田中が本格的なスタートを切る。