【フロリダ州タンパ発】ヤンキースの田中将大投手(29)は21日(日本時間22日)、キャッチボールや投内連係などで1時間ほど調整した。23日(同24日)にキャンプ4度目のブルペンに入り、26日(同27日)に実戦モードに入る。ロスチャイルド投手コーチが練習後に「次にブルペンで投げた後、シムゲーム(試合形式の打撃練習)で投げる」と明言した。通常ならライブBP(打者を立たせる投球練習)なのだが田中が好まないため、シムゲームとなった。登板後の状態を見てオープン戦の登板日が決められる。ロスチャイルド・コーチは前日に田中がブルペンで72球投げたことについて「とても好調に見えた。毎年キャンプの早いうちに同様の投げ込みを行い、疲れを感じるのは良いこと。昨年より多少調整が早く進んでいると思うが、それほど違いはない」と語った。

 開幕投手に関しては、「今の段階で決めるのはまだ早い。開幕戦は162試合の最初にすぎない。それを終えればすべて普通の試合。私は開幕戦だけに集中するのは好きではない。経験やスケジュールなどいろいろな要素を含めて決定したい」と明言しなかった。ここまで順調な田中。今季が楽しみだ。