米大リーグ・ヤンキースの田中将大投手(29)が22日、都内で行われたミズノ社とのアンバサダー契約更新発表会見に出席。4日に死去した星野仙一氏(享年70)にさらなる活躍を誓った。

 今年に入って、田中が公の場に姿を見せるのは初めてとあって、大勢の報道陣が集まった。ズラリと並んだ2007年から昨年までのグラブを前「たくさん使いましたね」とポツリ。思い出に残るグラブを聞かれると「リーグ優勝して日本一になった思い出深い年でもあるので、2013年が一番印象に残ってますかね」と語った。

 13年は、星野氏の指揮の下、楽天は日本一を果たし、自身は24勝無敗の伝説を作った。また、この日は、生きていれば星野氏の71回目の誕生日だ。「自分のプロ野球人生、プロ野球生活の中でリーグ優勝、日本一となったのは2013年だけだったので。監督就任されてから、いろいろ気にもかけて、声もかけていただきましたし、アメリカに渡る際にも背中を押して応援してくださった方なので…。その一報を聞いたときには驚きました」

 特別なシーズンとなるメジャー5年目。天国で見守る星野氏を喜ばせる活躍が期待される。田中は「必ず見てくれていると思うので…。星野さんは高いレベルを求めてくれていると思うので、そこに応えられるようにしたいなと思っています」と表情を引き締めた。