【マサチューセッツ州ボストン3日(日本時間4日)発】ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指している日本ハムの大谷翔平投手(23)についてヤンキースの地元紙ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙(電子版)は3日(日本時間4日)、「ヤンキースが大谷争奪戦から脱落」と報じた。米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、ヤンキースのキャッシュマンGMはロサンゼルスで予定されている球団別の面談に招待されておらず、「大谷サイドは西海岸の小さなマーケットの球団を見据えているようだ」と番記者らに話したという。米大リーグ(MLB)公式サイトによるとジャイアンツ、マリナーズ、パドレスは残った。西海岸の小さなマーケットに当てはまるのは、1年前まで日本ハムで大谷のトレーニングコーチを務めていた中垣氏が所属するパドレスだけだ。

 複数の米メディアの情報を総合すると、ヤンキースとともに脱落したのはレッドソックス、ブルージェイズ、メッツ、ツインズ、パイレーツ、ブルワーズ、ダイヤモンドバックス、アスレチックス。

 大谷は代理人バレロ氏とともに5日(同6日)から8日(同9日)にかけて、事前にメジャー球団に求めた書類でのプレゼンに“合格”した球団とロサンゼルスで面談する予定になっていた。

 ヤンキースは契約金枠が350万ドル(約3億9400万円)とレンジャーズに次いで2番目に多く、MLB公式サイトなどはヤンキースを大谷獲得の最有力候補に挙げていた。