新ポスティングシステムに合意したことで日本ハムの大谷翔平投手(23)の年内のメジャー移籍にめどが立った。大争奪戦に加え、異例の交渉のため、米メディアは移籍先を予想する報道であふれている。米大リーグ公式サイトは23日(日本時間24日)、「日本のベーブ・ルースと契約する可能性が高い球団」を分布図を使うユニークな手法で表し、ヤンキース、レンジャーズ、ドジャース、マリナーズ、ジャイアンツ、カブス、エンゼルス、フィリーズ、レッドソックスの順に挙げた。

 米スポーツ専門局ESPN(電子版)は7球団に注目。ドジャースがトップで、ヤンキース、レンジャーズ、マリナーズ、ツインズ、カブスと続き、最後のジャイアンツでは「外野手として出場する機会もある」としている。

 21日(同22日)に合意した新ポスティングシステムは2018年11月からで今オフは旧協定が適用される。譲渡金の上限は2000万ドル(約22億2500万円)。大谷に限り、交渉期間が30日間から21日間へ短縮され、MLB各球団が申請前に文書でプレゼンテーションすることが認められた。日本ハムの吉村GMは新協定が発効する12月1日(同2日)に申請手続きを行うと明言。交渉期間は12月22日(同23日)までで、メジャーリーガー・大谷はクリスマス前に誕生する。