【ニューヨーク3日(日本時間4日)発】ヤンキース・田中将大投手(29)がチームに残留することを球団を通じて発表した。

 田中は「このたびヤンキースの一員として今後もチームに残る決断をさせていただきました。この4年間、選手としてヤンキースという球団、ならびにヤンキースファンのためにプレーできたことをこころよりうれしく思っております。ですので、ヤンキースに残るという決断は私にとって決して難しいものではありませんでした。今後も、スタインブレナー一家、球団、そしてヤンキースファンのために、素晴らしいチームメートとともにワールドシリーズ制覇を目指してがんばっていきたいと思います」とコメントを出した。

 田中は7年契約の4年目終了時にあたる今オフに、自らの意思で契約を破棄しFAになれる「オプトアウト」の権利を持っており、それを行使するかどうかに注目が集まっていた。

 今季は30試合に先発して13勝を挙げた一方、12敗、防御率4・74はともに4年目でワーストだった。プレーオフでは3試合に投げて2勝1敗、防御率0・90と好成績を残したが、チームはリーグ優勝決定シリーズでアストロズに3勝4敗で敗れてワールドシリーズ進出を逃した。来季もヤンキースのエースとして世界一を目指す。