【ニューヨーク23日(日本時間24日)発】ヤンキースの田中将大投手(28)の決断が注目されている。リーグ優勝決定シリーズ敗退を受け、地元ニューヨークメディアが連日、今季のヤンキースの戦いぶりを検証、来季の展望を報じるなか、大きな関心事となっているのが、田中が残り3年の契約をオプトアウト(契約破棄)するか否か、だ。

 それを象徴していたのが、全米3大ネットワーク局の一つ、NBCが22日(同23日)深夜に放送したスポーツ番組「スポーツ・ファイナル」で、オフシーズン最大の関心事として、田中は契約のオプトアウトをするか、をピックアップ。さらに野球ファンのみならず、一般視聴者も含めたネットなどによる投票が行われたのだ。結果は73対27で「オプトアウトしない(NO)」。この4年間の実績と、ポストシーズンの圧倒的投球による評価だけでなく、田中が“ヤンキースのタナカ”であることが浸透しているということだろう。

 オプトアウトの権利を行使するか決めるのは、ワールドシリーズ終了から3日以内と決められている。「契約であることは事実なんで、それはしっかり話して決めたいと思います」と語った右腕の決断は――。