【ア・リーグ優勝決定S】第5戦先発予定の田中“攻めのスプリット”

2017年10月17日 11時30分

第1戦に先発した田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニューヨーク発】ヤンキースの田中将大投手(28)は16日(日本時間17日)、投手陣とストレッチのあとキャッチボールなどでグラウンドでの調整を終えた。18日(同19日)のアストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦に先発予定だが、この日はブルペンには入らず。戦況や日程、コンディションなどを考え、臨機応変な調整で本番に備えることになりそうだ。

 負けたら終戦のマウンドか、それとも逆王手をかける一戦か――田中が登板する第5戦は、またしても重要な局面となるが、ここまでの厳しい戦いで固まったのが、積極的に攻める投球だ。レギュラーシーズン最終登板となった9月29日(同30日)のブルージェイズ戦からメンタル面を切り替えた右腕は、直球、スプリットを中心にストライクゾーンを積極的に攻めメジャー自己最多15三振を奪った。

 試合後、田中は「ボールが良かったからどうではなく、そういう(積極的)姿勢で臨んだからリズムが生まれ、いい投球ができていった」と語った。それ以降、地区シリーズの7回無失点、さらに前回登板と安定感抜群の投球を披露している。

 積極的に攻める、というと直球でグイグイ押すイメージが先に立つ。実際、直球の割合は増えてはいるが、もうひとつある。それはスプリットだ。ストライクゾーンのギリギリのコースからではなく、中心付近から落として抑えにかかる、攻めのスプリットが増えた。その象徴がリーグ優勝決定シリーズ第1戦の6回一死一塁で強打者コレアを外角152キロの直球で見逃し三振に仕留めた場面。暴投がありながらも3球連続で投じたスプリットが効いたといえるだろう。

 大舞台に強い田中が見せる、アグレッシブで攻撃的な投球。第5戦でも見せてくれるはずだ。